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とある修士トビタテ生の日々の記録です.食品に関する研究をしています.9月から米→仏→蘭と留学します.

ガンダムの世界から考えるグローバル人材について

はじめに言っておくが,僕は断じてオタクではない.

 

でも僕は今日,20年前に作られたガンダムという作品から,実はグローバル人材について紐解く可能性があるのではないかと考えたのでお酒を飲みながらこんな記事を書いているのだ.

 

僕は今日,世界で生きる力 という本を読み始めた.

ちなみに,これから偉そうなことを書くくせに僕はこの本をまだ1/3程度しか読み進めていない.

 

世界で生きる力――自分を本当にグローバル化する4つのステップ

世界で生きる力――自分を本当にグローバル化する4つのステップ

 

 

なんでこの本を買ったかと言うと,トビタテの事前研修の課題の最終項に紹介があったからだ.中古で1円+送料で買った.いい買い物をした.

 

この本は2010年に書かれているため今とは若干状況が異なるかもしれないが,グローバルとは何かの導入としては遜色ないだろう.また全部読んでないけど.

 

この本の訴えるグローバル人材とは?

この本の言う,真のグローバル人材とは,自民族中心主義から地球中心主義へ,自国の利益に囚われない人材を指す.

 

僕らは当たり前に国籍を持ち,一つの国に属するというアイデンティティを持つ.それは決して悪いことではないし,むしろ大切にすべきだ.

 

でもこれからの時代,そのアイデンティティ固執されるべきではなく,文化的背景を踏まえた上で地球規模で物事を考えることが必要なんだ,と解釈した.

 

 

この本でも言っていたが,僕らは日本に住んでいるようでグローバルな世界で生きている.

 

スーパーの食品は外国産で溢れているし,東京を歩けば海外からの旅行客を見るし,他国が経済危機に陥入ればすぐさま円高が加速して経済活動に影響される.

 

僕らは,当たり前のように日々グローバルを意識することができるのだ.

 

グローバル人材という言葉の一人歩き

僕は正直,上記のような意味でグローバル人材という言葉を解釈していなかった.

 

僕のいうグローバル人材は,日本の企業の海外展開に貢献するべく,日本から飛び出して仕事をする人材だと思っていた.

 

そして自分の思うこの人材は,自民族中心主義の枠に収まっている.

 

実際,ある側面だけ見ればこれもグローバル人材なのだろうけれど,この言葉にはもっと深い可能性があるのだと思い知らされた.

 

僕はいつもいつもトビタテの話ばかりして申し訳ないんだけど,真のグローバル人材はこの中でも,多様性人材コースにあたる人がもっとも近しい人材だと感じた.

 

たぶんヤンググローバルリーダーなんてのは地球中心主義にあたる人で多く構成されているだろうし,事務局の人たちはこのギャップに気づいていたんだろうけど,きっと企業の寄付金をいただいている以上,企業の意図する,企業受けのいいグローバル人材という言葉を泳がしていたような気がする.

 

だから事前課題の参考書としてこんな本を挙げていたのかな,とも.

 

ガンダムから紐解くグローバル人材とは

みなさんは,機動戦士ガンダムをご存知だろうか.

 

きっと多くの人は,

アムロ,いきまーす!』

程度の知識しかないだろう.

 

https://i.ytimg.com/vi/Yx5o4cP5Gzo/hqdefault.jpg

 

今回はその作品の中でも,劇場版機動戦士ガンダム 逆襲のシャアについて取り上げる.

 

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

 

www.youtube.com

 

この作品は,長年にわたるアムロ・レイシャア・アズナブルの戦いに終止符を打った作品である.僕は何十回も見たので,とある所ではセリフの暗唱もできる.

 

https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/originals/55/bb/c9/55bbc9ef183059ee663347fcd375d89d.jpg←右がシャア

 

ちなみに本編に入る前にこれだけは言っておきたいのだが,ガンダムただのロボット同士の戦いではない,そこには確かにヒューマンドラマがあるのだ.

 

正義の敵は悪ではない,敵もまた正義なのだ

 

ということを僕に教えてくれた崇高な作品なのだ.

 

話を戻そう,このアニメの舞台は,人類が地球を飛び出して宇宙にコロニーという人工居住区を作って移住した世界である.

 

宇宙に住む人々は経済的に地球から独立しつつあるのにもかかわらず,そこには未だ地球至上主義のようなものが存在している.

 

政府の高官は地球に居座り,宇宙がなんたるかを知らずして宇宙を統べていたのだ.

 

 

要するに,地球に住む人と宇宙に住む人は,同じ人間なのに共に分かり合えていないわけ.

ほらね,まるで僕らの経験する国家間の文化摩擦みたいでしょう.

 

これまで,人類の可能性を信じつづけてきたアムロの永遠のライバル シャアは,とうとうこの作品で,

 

『地球の奴らほんとに宇宙に理解ないわ・・・せや!

 

いっそ地球に隕石落として住めなくして,人類全員を宇宙に住まわせて理解させたるぜ!』

 

という考えに行き着く.

 

要はこの映画では,人類が自ら気づき,変わることへの可能性を信じるアムロ君と,もうめんどいから隕石落として人類全員宇宙人にしようとするシャア,この二人の隕石落としの攻防が描かれているわけだ.

 

僕はこの作品を見たときに,

 

『シャアの考えぶっ飛びすぎだろ(笑)』

 

と思っていたわけだが,これはそこまで見当違いな考えではないのではないかと思い始めた.

 

トビタテの掲げる目標の一つに,留学生の倍増がある.

これの真の意図って結局シャアと同じだと思うんだよね.

 

日本国内でいくら辛抱強く,教育現場で,

 

差別を無くしましょう

多様性を認めあいましょう

世界に出ましょう

 

といっても,結局それを素直に受け止め,感化される人間なんてごくわずかなわけだよ.

 

だからこそ,こんな奨学金のプロジェクトが生まれて,お金を出してまで留学生を増やそうなんてやってるのかなと思うわけだよ.

 

シャアと同じで,人類をグローバルにするためには,国外に無理にでも送り込むのが手っ取り早いってことだね.

 

そして思うのが,この本のいうところの,地球中心主義という意味でのグローバル人材と,日本企業の多くが思っているであろうグローバル人材の違い.

 

各企業がこぞってグローバル人材なんて言葉を使い始めてるけど,どんな意図でその言葉を使っているのかについて聞いてみたいところ.一体何割が自民族中心主義の考えから超えているのか甚だ疑問だ.

 

民間から寄付をいただいている以上,後者の意味をある程度含ませざるを得ないだろうけどね.

 

僕も結局自民族中心主義から離れられそうにない.

 

もしかしたら,シャアみたいに日本に隕石でも落として日本の企業のお偉い方々を総じて国外に追い出したら,日本のグローバル化は一気に加速するだろうね(冗談です).

 

最後に

 

ますはとりあえず未来の僕よ,

 

こんなくだらない記事を書く前に早く本の続きを読みなさい.

 

僕はグローバル人材という言葉をすごく狭義的な意味で捉えてしまっていたという考えに行き着いた.

 

もし興味があったらぜひこの本を買って見てほしい.中古なら格安で手に入る.

 

そして最後に,改めてグローバル人材とは何かについて考えたい人へ

 

いちばん手取り早い方法がある.

 

 

 

 

 

 

 

 

そう,ガンダムを見ることだ.

 

 

おしまい